作家・英語教育研究家 晴山陽一オフィシャルサイト

心を動かす英語 (鈴木克義、三修社)

ここまでの4冊に比べ、少し長めの名文を扱っています。著者の温かい心情が感じられ、とくに最後の「私を通り抜けた英語たち」は必読のエッセイです。14編の収録作品をすべて紹介していきましょう。
【目次】 1.バーバラ・リー議員の報復戦争に反対する演説 2.「イラクの子供たちはどうなるの?」米国メーン州に住む13歳の少女の反戦スピーチ 3.「グレープフルーツ・ジューズ」オノ・ヨーコ 4.アンネ・フランク・センターUSA ウェブサイトにようこそ  5.日本国憲法 前文 6.キング牧師「私には夢がある」 7.アメリカ合衆国「独立宣言」   8.第4回世界女性会議 北京宣言(抜粋) 9.津田梅子「卒業生へ:塾長式辞」 10.子どもの権利条約(抜粋) 11.ヘレン・ケラー「3日間だけ、目が見えたら」 12.ヨハネによる福音書から 13.皇后陛下のお言葉 14.サミュエル・ウルマン「Youth」
なお、6の肉声の音源は、『感動する英語』(近江誠著)、 9については、『挑戦する英語』(同)で聞くことができます。
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ついでながら、キング牧師の演説 (やケネディ大統領の就任演説) などは YouTube で映像で見ることができ、感動的です。「 見ながらシャドーイング」という究極の学習ができます。 ついでに言うと、YouTube では、ジョン・レノン、サイモンとガーファンクル、カーペンターズなどのステージ上の姿なども見ることができて、無料で無量の感動を味わえます。名前で検索できるので、好きな歌手の映像をご覧ください。絶対はまります。
下世話な指摘かもしれませんが、口の開け方なども参考になります。たとえば、ガーファンクルが "Bridge Over Troubled Water (明日に架ける橋)" で、bridgeという単語を予想したよりずっと大きく口を開けて歌っている点などおおいに参考になります。われわれ日本人は口を開けなさすぎます。 口を大きく開けて発音する音の場合でも、下あごしか動かさないのです。しかし、ガーファンクルは [ i ] の音ですら、上あごも開けて発音している!  こういう発見は、CDでは絶対にできませんね(笑)。