作家・英語教育研究家 晴山陽一オフィシャルサイト

ネイティブが嫌う日本人の会議マナー

 このコラム欄の読者の中にはビジネスで英語を使わなくてはならないという方もいらっしゃると思いますので、「ネイティブのいやがる日本人の会議マナー10ヶ条」というのをご紹介しておきましょう。何かのときの参考になると思います。

■ネイティブが嫌う日本人の会議マナー

  ①誰が決定権者なのかわからない。
  ②決定権者が出席しておらず、発言すらしない人が多く出ている。
  ③会議の目的や議題が明示されない(単に挨拶のための会議すらある)。
  ④会議の進行(時間設定)や出席メンバーが明確でない。
  ⑤肝心なところに来ると「社に持ち帰って検討します」と言ってはぐらかす。
  ⑥質問もせず、意見も言わない人がいる。
  ⑦人の話を聞いているのかもわからず、寝ているように見える人がいる。
  ⑧会議中何度も席をはずす人(特に管理職)がいる。
  ⑨時々(しばしば)日本人同士で日本語で話す。
  ⑩結論のないまま、今後のタイムスケジュールも決めずに会議を終える。

 

 いかがでしょう。ネイティブを前にしての日本人同士のコソコソ話は受けがよくないようですね。
 なお、会議中に相手の言うことが理解できなかったときに、ストップをかけるのはルール違反ではありません。むしろ、誠実に話を聞こうとしている現われであると評価されます。また、自分の意見をさしはさみたいときは、次のように言えばいいでしょう。

 May I interrupt?
 (口をはさんでいいですか)
 Can I stop you for a moment? I'd like to say something.
 (ちょっとストップしていいですか。言いたいことがあります)

 それから、どうしても日本人同士、日本語で話し合う必要が生じた場合には、その旨をまず英語で断るべきでしょう。次のような文句が使えると思います。

 Excuse us for a moment. We need to speak in Japanese. We just need to check some points.
 (ちょっとすみません。日本語で話す必要があります。いくつかのポイントを確認しなければならないからです)

 この前置きがあれば、相手側に不愉快な思いをさせずにすむでしょう。いや、「この会社の人たちは他社とは違い会議のマナーがきちんとしているな」と思わせることすらできるかもしれません!

(『ヘタでも通じる英会話術』 2006年 PHP新書 第1章より)