作家・英語教育研究家 晴山陽一オフィシャルサイト

1分で読めるオバマ5大演説(1)民主党大会基調演説

●1分で読める「民主党大会基調演説」

 この党大会で演説する栄誉を深く感謝する。
 私の父はケニヤに生まれ、母はカンザス州の生まれだ。両親はここアメリカで奇跡的に出会い、この国の可能性を信じる心で結ばれた。私は今日ここに立ち、自分の受け継いだものの多様性に感謝する。
 今夜我々は、わが国の偉大さを確認するために集まっている。それは軍事力でも経済力でもない。我々の誇りは独立宣言にある「自由、平等、幸福」の追求である。この選挙を通して、我々は我々の価値観や公約の正しさを再確認し、厳しい現実に負けずにそれを保持する覚悟だ。わが党が大統領候補に選んだジョン・ケリーは、理想的な社会、信念、奉仕を理解した人物である。彼は国内に職を生み出す減税策、平等な医療保険、エネルギーの自給を提言する。勤勉が報われるアメリカを信じている。いかなる理由で戦争が必要であっても、それが第一選択肢ではいけないと信じている。
 先日私はイラクに発つ海兵隊員と会い、彼の忠誠心にふれて、戦死者、負傷者、その家族に思いをめぐらせた。戦地に赴く若者たちに対して、我々は重い義務を負っている。だが現にこの世界に敵は存在する。ケリーはかつてベトナムで部隊を守ったように、アメリカの安全と平和を守るだろう。彼は、この国は個人主義であっても、一つの国民として結ばれているという信念を持っている。
 リベラルなアメリカも保守的なアメリカもありはしない。あるのは、一つのアメリカ合衆国だ。皆が星条旗に忠誠を誓い、皆がこの国を守っているのだ。今回の選挙で我々は、冷笑主義の政治に参加するのか、希望の政治に参加するのかを選択しなくてはならない。どんな困難にも立ち向かう、大いなる希望を選ぶための選挙である。今夜私と同じエネルギー、同じ切迫感を皆さんが感じ取っているならば、私はジョン・ケリーが大統領に、ジョン・エドワーズが副大統領に宣誓就任するようになることを疑わない。この長い政治的暗黒を抜け出した先には、もっと明るい日が訪れると確信している。