作家・英語教育研究家 晴山陽一オフィシャルサイト

【ミニコラム⑫】 楽観主義者と悲観主義者

 「コップに水がまだ半分ある」と考える人は楽観主義者、「もう半分しかない」と考える人は悲観主義者、という有名なたとえがあります。同様に、「まだ5分ある」と思う人は楽観主義者、「5分しかない」と思う人は悲観主義者というたとえも、よく使われます。
 カナダの教育学者、ローレンス・J・ピーターは、ユーモアたっぷりに、こんなふうに表現しています。
「悲観主義者とは、一方通行の道を渡る時でも左右を見る人」
 もっとも、悲観主義者の名誉のために付け加えておきますが、一方通行の道を逆走する車もたまにはあるのです(私もしました)。
 ところで、アカデミー主演女優賞と助演女優賞の両方を受賞した米国の大女優、ヘレン・ヘイズが、こんな忘れがたい言葉を残しています。
「年を取ることの利点は、それだけバラの香りを楽しむ機会が増えるということね」
 これこそ究極のポジティブ・シンキングではないでしょうか。「バラの香りを楽しむ機会はもう残り少ない」と嘆く人もいるでしょうが、「今年もバラの香りを楽しむことができた」と楽天的に考える人は、それだけで寿命が延びるような気がします。