作家・英語教育研究家 晴山陽一オフィシャルサイト

【ミニコラム⑧】 朝寝・昼寝・夕寝で、もちろん夜も寝る

 うちにはネコが3匹います。彼らを見ていると、よくもまあ一日飽きもせず寝ているものだと感心します。せっかくこの世に生を受けながら、ほとんどの時間を睡眠に費やして何とも思わないのでしょうか。
 でも、これはあくまで人間からの言い草。彼らにしてみれば、せっかくこの世に生を受けながら、睡眠もせずに何をやっているのか、と思っているのでしょう。
 米国の精神医学者エリック・バーン博士はこう述べています。「人類永遠の課題は、起きている時間をどのように構成するかだ」。日がな一日寝ているネコには、このような無用な悩みはないのです。
 ところで、英国の作家、オールダス・ハックスレーがこんなことを言っています。「たぶん、この世は他の惑星の地獄なのである」と。ハックスレーは、地球の住みにくさを地獄にたとえて面白おかしく表現したのですが、ひょっとすると......。
 人間は幸せな「夢の国」から覚醒という厳罰をくらって地獄落ちした、哀れな罪人の集まりなのかもしれません。
 いま私は、幸せそうにいびきをかいているネコをなでながら、パソコンを打っています。