作家・英語教育研究家 晴山陽一オフィシャルサイト

【ミニコラム⑦】 まじめにやってくれ!

 米国の「俳優兼監督」にして「監督兼俳優」のウッディ・アレンに、こんな傑作ジョークがあります。「驚きだ、チャイナタウンの中で道に迷うような人が、宇宙を認識しようというのだから」
 確かに、宇宙の謎を解き明かすような大科学者に限って、地図の読み方もわからないような欠陥人間だったりするものです。真実かどうかは別として、卵の代わりに時計をゆでてしまったニュートンのエピソードは有名です。
 このウッディ・アレンの諧謔に負けないのが、米国作家スーザン・アーツの次のジョークです。「雨の日曜の午後何をするかにも困る何百万という人々が、不死を求めている!」
 体も弱り、気力も衰えた人が、永遠に死ぬことができないとすれば、こんな責め苦はないでしょう。「死ぬほど退屈だ」と文句を言う人に限って「死ぬのだけはいやだ!」などとだだをこねるものなのです。
 最後にお見せするのは、米国の伝説のボクサー、ジョー・ルイスの言葉です。「誰もが天国に行きたがるが、死にたがる者はいない」。
 これは、「人は死ななきゃ天国には行けない」ということわざをひとひねりした、なかなかの名言です。あなたはどの句が気に入りましたか?