作家・英語教育研究家 晴山陽一オフィシャルサイト

【ミニコラム①】 エジソンとアインシュタイン

時事通信から全国の新聞に配信されたコラム連載 第1回

 エジソンとアインシュタイン

 有名な話ですが、アメリカの発明王エジソンは、電球を発明するまでに、いろいろな素材を試して、実に一万回も失敗を繰り返したといいます。ある時、インタビュアーから「一万回も失敗したそうですが、苦労されましたね」と問われて、エジソンはこう答えたそうです。「失敗ではありません。うまくいかない方法を一万通り発見しただけですよ」と。成功は失敗の果実である、というのは本当のことなのです。

 これに似たエピソードはアインシュタインにもあります。ある実験に失敗した博士に、弟子が声を掛けました。「実験は失敗でしたね」。すると、アインシュタインは事もなげにこう答えたというのです。「この方法ではうまくいかないことが分かったのだから、この実験は成功だよ」。

 何て前向きな考え方なのでしょう。この考え方を人生に応用すれば、人生に失敗などなくなるはずです。ただし、同じ失敗を何度も繰り返しさえしなければ...。

 こんなことを言ったドイツの建築家もいます。「専門家とは、同じ失敗を繰り返す人種のことである」。失敗の専門家ではなく、成功の専門家になりたいものです。同じ失敗ではなく、違う失敗を積み重ねることが成功への早道なのかもしれません。