作家・英語教育研究家 晴山陽一オフィシャルサイト

第42回 inを使いまくった会話(2)

   ツアーにて

【ガイド】
こんな状況です。ファンと奥さんがシカゴの歴史的建造物の見学ツアーに参加しています。彼とシカゴで同じ大学に通っていた友人サムも一緒です。ツアーガイドが参加者たちに話をしていますが、彼らはおしゃべりに興じています。この会話には、前置詞inが実に9回も登場します。

 Juan: I wish we'd gone on tours back in the college days.
 Sam: I never realized all the different architectural styles.
 Juan: In all our biking around the city, we never thought about it.
 Sam: In that building's lobby we were just in, I felt like I was in a 1930's movie.
 Juan: It's a lot to take in. There's so much to do in the city.
 Sam: This is a good tour. Sometimes you forget to take in all the details around you.
 Juan: Yeah. People are busy going to work.
 Sam: I wish the tour guide had a microphone. It's hard to hear her in this noisy city.
 Juan: I know. Let's get closer.
 Sam: Maybe if she could talk louder.


【和訳】
ファン:大学時代に戻るツアーに行けたらな。
サム:建築様式の違いなんて全く気づかなかったよ。
ファン:市内中自転車で走り回っていても、そんなこと考えたこともなかった。
サム:たった今いたあのビルのロビーでは、1930年代の映画の中にいるような気がした。
ファン:見物するところがたくさんあるね。市内でやることがいっぱいだ。
サム:これはいいツアーだね。周囲にあるものを事細かに確かめたり、なかなかしないから。
ファン:ああ。みんな出勤で忙しそうだね。
サム:ガイドさんはマイクを使えたらいいのにな。この騒がしい街で彼女の声を聞き取るのは大変だよ。
ファン:そうだね。もっと近くに寄ろう。
サム:もう少し大きな声で話してくれたらなあ。


【語句注】
wish 「~だったらいいと思う」
we'd  we hadの略で「行けたらなあ」と実現しがたい願望を表している。
go on tours 「旅行に行く」
in the college days 「大学時代に」
never 「全く~ない」
architectural styles 「建築様式」
In ~ing 「~している時に」
bike 「自転車で行く」
just この場合は「たった今」
feel like ~ 「~のような気がする」
a lot 「たくさん」
take in 「見物する」
forget to ~ 「~することを忘れる」
in (all the) details 「細部にわたって、詳細に」
be busy ~ing 「~するのに忙しい」
It's hard to ~ 「~するのが難しい、困難だ」
Let's ~ Let us の略。 「~しよう」
get closer 「もっと近づく」
louder 「もっと大声の」(loudの比較級)