作家・英語教育研究家 晴山陽一オフィシャルサイト

心に響く365の名言とエピソード(宝島SUGOI文庫)


■ はじめに ■  (抜粋)

すべての日はかけがいのない一日!


「今日は、誰が何をした日だろう?」「自分の誕生日は、どんなことが起きた日なのだろう?」

 そんな素朴な疑問に答えるため、一月一日から十二月三十一日までのすべての日について、とっておきの人物エピソードを集めたのが、この本です。さらに、その人物が残した珠玉の言葉をひとつずつ添えてあります。

 たとえば、四月一日はスティーブ・ジョブズがアップル・コンピュータを始めたとされる日ですが、この日にはそのエピソードと合わせて、ジョブズの不朽の名句が添えてあります。すなわち、「生きられる時間は限られている。だから、他人の人生を生きることで君の人生を空費してはならな」という有名な言葉です。 

 すべてのエピソードと名句を書き終えた今、「人類に無駄な日は一日もなかった!」というのが私の実感です。また、すべての人物・出来事が、実は目に見えない糸でつながっている、ということも強く感じます。本書に登場する人物を結ぶ糸を順にたどってみると、たとえばこんな具合になります。

「ドヴォルザークはブラームスに才能を認められた。そのブラームスはヴィトゲンシュタイン家に出入りしていた。ヴィトゲンシュタインのケンブリッジでの師はラッセルだった。ラッセルは晩年のアインシュタインと共に世界平和のための宣言を行った。この宣言には、ジョリオ=キュリーや湯川秀樹も名を連ねていた......」

 このような連鎖は、おそらく無限に続くことでしょう。なぜなら、すべての時間と空間は渾然とつながり合っているからです。どうか気楽にお好きなページからお読みください。あなたも、あちこちのページで見えない糸を発見し、驚かれることと思います。

 すべての日はかけがいのない一日であり、誰もがかけがいのない一人なのです。本書を通じて、そんな思いをあなたに伝えられたら最高です。