作家・英語教育研究家 晴山陽一オフィシャルサイト

人を動かすアメリカ大統領のすごい言葉――オバマのスピーチが心に響くのはなぜか? (ぶんか社)

■ はじめに ■  (抜粋)

●この本はどんな本か?
 今年の1月に、初の黒人大統領であるバラク・オバマ第44代大統領が誕生し、その簡潔で力強いメッセージは、アメリカ国内だけでなく、世界中の人々に大きな影響を与え続けています。オバマ大統領が、過去の大統領の言葉をよく研究し、それらを踏まえてスピーチしていることはよく知られています。本書は、オバマの脳裏にある歴代大統領の言葉を一堂に集め、大統領たちの「すごい言葉」を通して、合衆国の歴史を俯瞰しようというユニークな試みです。本書をお読みになると、アメリカの政治がスピーチのうまい大統領(rhetorical presidency)によって支えられてきたことが、おわかりいただけると思います。
●この本の流れ
 オバマから、ブッシュ、クリントン、レーガンと時間を逆転させ、オバマが尊敬するリンカーンを経て初代大統領ワシントンまで歴史をさかのぼります。この本を読んでいくと、オバマ大統領が過去の大統領たちの言葉を踏まえ、それらを巧みにアレンジし、ミックスしてスピーチしていることが具体的にわかります。そして、彼がどの先輩大統領よりもシンプルでわかりやすい言葉を使っていることも一目瞭然となるでしょう。なお、各大統領の言葉は、時系列順に並べてあります。