作家・英語教育研究家 晴山陽一オフィシャルサイト

思わずニヤリとする言葉――本質を見抜く名言集 (青春文庫)

■ はじめに ■  (抜粋)

 多くの日本人は、個々の発音の練習は一生懸命するのに、相変わらず日本語ふうの棒読みのままです。これは、英語の発音でいちばん大切なのは「強弱リズム」であるということを知らず、そのための練習をまったくしていないためなのです。英語は、この「強弱リズム」に乗せて、自分の思いを相手に伝える言語です。個々の単語を正しく発音するだけでは、意味は伝えることはできても、自分の本当の思いを伝えることはできません。
 このような考えに基づき、私は"思わず音読したくなる英文"だけを選りすぐってこの本を編みました。
 よく「カタカナ発音が、日本人の英語が通じない元凶だ」と言われますが、カタカナ発音には一定のルールがあるので、それに慣れれば聞き取ることはさほど難しくないようです。逆に、いかに発音がよくてもアクセントやリズムが違えば英語には聞こえません。 こちらの問題のほうが、ずっと大きく、根が深いのです。
 
 英語のリズムを身につけるための教材はほとんど皆無なので、この大問題はずっと放置されたままになっています。私が本書を編むことにした最大の理由は、ここにあります。つまり、この本は音読によって、「英語のリズム感」をつける本なのです。
 この本は、次のような構成になっています。
  1.英語のリズム
  2.音の変化
  3.発音(1) 母音
  4.発音(2) 子音
  5.ショート・スピーチの音読 
 本書を使ってひととおり学習を終える頃には、英語のリズムが完全に身についていることでしょう。これは、他の本からは得られない、あなたの一生の宝になるはずです。もう英文を読むことが怖くなくなります。