作家・英語教育研究家 晴山陽一オフィシャルサイト

今度こそ身につく英会話入門 (主婦の友社)

■ はじめに ■  (抜粋)

 多くの人は細かいところにばかり目がいって、「文法力には自信がついたが、単語力が今ひとつだ!」とか、「リーディングは少し伸びたが、その分リスニングがお留守になった!」などと、英語を細切れにして不安感や焦燥感ばかりつのらせています。これでは、英語はちっとも微笑んでくれませんね。もっと大らかに、楽しく軽やかに英語と付き合うことはできないものでしょうか。
 そんなふうに考えて、私は本書を書きました。この本はある家族の、ある朝のシーンから始まります。最初の会話はこんな感じです。主人公の11歳のハーフの女の子、ジェニファとお父さんの康介の、ほほえましいやりとりをご覧ください。できたら、英語のところは小さな声で音読してみてください。

 

 
 

K:「ジェニファ、朝だよ、起きて」
  Jennifer, it's morning. Wake up!
J:「パパ! いきなり開けないでよ。ここはレディーの部屋でしょ?」
  Dad! Please knock on the door before opening it! Don't you know this is a lady's room?
K:「ごめん・・・でもさ。今日は学校の帰りにパパとアイスクリームたべる日でしょ? 楽しみにしてるかと思って」
  I'm sorry..., but today is a special day. You can have ice cream with daddy on your way home from school. You're looking forward to that, aren't you?
J:「もう、デリカシーないんだから! 入るところからやり直し!」
  Hmm... You're lacking in delicacy! Start again from the beginning!
K:「入れてよ、ジェニファ、お願い!!」
  Come on, Jennifer. Please!

 本書のテキストは、こんなさりげない、でもとてもリアルな会話で構成されています。私が心がけたのは、次の一点だけ。それは「どのシーンでも英語が微笑んでいるような本にしたい」ということ。どうですか、英語がニコニコしているのが感じられませんか?