作家・英語教育研究家 晴山陽一オフィシャルサイト

「超発想」でシンプルに伝わる英会話(中経出版)


■ はじめに ■  (抜粋)

ネイティブの前で頭が真っ白にならないために

 英語を話すのが苦手だ。ネイティブの前に立つと頭が真っ白になり、言えるはずのことも言えなくなってしまう、というあなた。英会話学校に通ったり、英会話本をあれこれ試したり、英語を基礎からやり直そうと悲愴な決意をする前に、ひとつだけ試してほしいことがあるのです。――それは、言い たいことをあわてて英語に直訳する前に、まず「和文和訳」するという方法です。

 たとえば、「どうせだめもとだ」と英語で言いたいとき、この日本語をそのまま直訳すれば、It is bad originally. という英文にでもなるでしょうか。しかし、これでは、「どうせだめもとだから、試しにやってみよう!」という積極的な気持ちはまったく伝わりません。そこで、直訳英語に飛びつく前に、元の日本語を別の言葉で言い換えてみてほしいので す。この場合、「どうせだめもとだ」は「何も失うものはない」ということですから、I have nothing to lose.と言えば、ネイティブに通じる英語になります(28ページ参照)。

 この例でわかるように、英会話のコツは、いかに和文和訳して、自分の言える範囲の英語のレベルまでブレークダウンできるか、というところにある のです。この本では、この和文和訳の技法を「超発想」と名づけ、「超発想」のメソッドを、次の9章に分けてわかりやすく解説しました。

1.人間中心の発想に切り替える
2.やさしく言う
3.不要なものをカットする
4.置き換える
5.伝わりやすくする
6.英語のクセを知る
7.視点を変える
8.日本語に引きずられない
9.和製英語にだまされない

 本書で示した技法は、今のあなたのままでトライできるものばかり。なにしろ、そのコツは、まず和文和訳をして、やさしい英語で言い換えるだけな のですから
 この「超発想」を身につけることで、英会話に苦手意識を持っている人も、話せる範囲が格段に幌ガルはずです。
 さあ、本書を読んで、今のあなたの英語力のままで、英会話が楽にできるようになる方法を身につけてください。

*本書は、クリストファー・ベルトン氏との共著です。