作家・英語教育研究家 晴山陽一オフィシャルサイト

けさの読売新聞『編集手帳』に引用されました!

YOMIURI ONLINE 編集手帳 2010年5月7日(金)01:26


 "小"政治家ならば失言になる言葉も、大政治家が語れば名言で通る。ドゴールいわく、〈政治家は心にもないことを口にするのが常なので、それを真に受ける人がいるとびっくりする〉◆晴山陽一さんの『すごい言葉』(文春新書)によれば、フランス大統領に就任して5年目、1962年の発言という。懸案のアルジェリア危機を収めた年であり、気が緩んだのか、本音がつい口をついて出たのだろう◆政治家たる器の大小はともかくも、懸案いまだ道半ばの人がドゴールを下手にまねて、おのが言葉の信用度をみずから減じてはいけない◆普天間移設をめぐり、鳩山首相は昨年の衆院選に向けた遊説で「最低でも県外」と明言していた。今になって、あれは党の公約ではなかった、と釈明している。個人としての発言だった、と。県外移設が難しいのを承知で心にもないことを約束したのだとすれば、罪つくりである◆ドゴールの言葉に晴山さんは感想を添えている。〈口と心の間の距離がいちばん長いのが政治家という種族であるらしい〉と。基地ならぬ、口の移設を急がねばならない人がいる。心のそばへ。

 

読売新聞の「編集手帳」に引用されるのは、これで3回目です。
そういえば、これは読売新聞ではありませんでしたが、5年前にも、やはり民主党がらみで、『すごい言葉』から次の言葉が新聞に引用されたことがあります。
「私はいかなる組織された政党にも属さぬ。私は民主党員だ!」(ウィル・ロジャーズ) 
言い得て妙とはこのことでしょう。